タラソドロメウス thalassodromeus
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タラソドロメウスは、中生代白亜紀前期にブラジルの空を飛んでいたんだ。名前の「Thalassodromeus」はギリシャ語で「海を走る者」という意味だけど、海ばかりではなく、川の近くにも住んでいたかもしれないね。
タラソドロメウスは、鳥じゃなくて翼竜というグループに属しているんだ。翼竜は恐竜とはまた別の古代生物で、飛べる特技を持っていたよ。タラソドロメウスの全長は約4メートルぐらいで、大きな翼を広げると、空中でとっても目立ったんじゃないかな。
特に注目すべきは、タラソドロメウスの頭部。とっても大きなくちばしと、頭の上の巨大なトサカがあったんだ。このトサカは熱を逃がすためだったり、お友だちを見つけるための目立つサインだったのかもしれないね。
この翼竜は、くちばしを使って魚を捕まえたり、小動物を食べたりしていたと思われるよ。鋭い目を持っていて、水面近くを飛んで、いきなり水に飛び込んで魚をつかまえるなんてこともしていたかもしれないね。
タラソドロメウスの化石は、頭の骨がとてもしっかりしていて、科学者たちが研究しやすかったんだ。だから、今でもタラソドロメウスについてたくさん学ぶことができるんだよ。興味深いのは、タラソドロメウスのくちばしには歯がなかったこと。これは、彼らがどんな食べ物を食べていたのか、どうやって生きていたのかを教えてくれる大切なヒントなんだ。