ランフォリンクス rhamphorhynchus

ランフォリンクスは、昔から知られている翼竜の一種で、恐竜の時代、ジュラ紀に生息していた生物だよ。大体の全長は1.26メートルぐらい、翼開長は1.81メートルぐらいで、その名前は「嘴状の鼻先」って意味なんだ。

さて、このランフォリンクスの名前と分類にはちょっとしたドラマがあるんだよ。最初に1825年に見つかったとき、まだ鳥だと思われてたんだけど、実はその歯から翼竜だってことが発見されたんだ。

それで、その化石は最初、プテロダクティルス（Pterodactylus）っていう翼竜の一種として分類されたんだよ。でも、その後、1845年になって、「これはプテロダクティルスじゃなくて、もっと特殊な新しい種、ランフォリンクス（Rhamphorhynchus）だ！」ってことになったんだ。

その後、1995年に科学者のクリス・ベネットが、ドイツで見つかったランフォリンクスの化石を調査して、「あれ？ これら全部、同じランフォリンクスの種類で、ただ年齢が違うだけじゃん！」って驚きの発見をしたんだよ。つまり、子供のランフォリンクスもいれば、大人のランフォリンクスもいたってことさ。

そして今では、ランフォリンクスと言えば1種類だけ、R.muensteri という名前の種が存在すると認識されてるよ。でも、最初に長い尾が確認された種、R.longicaudus という名前も、昔の名前としてちゃんと覚えておいてね。

古代の生物を調べるのは、発見から分類、そして理解に至るまでに時間がかかることが多いんだ。でも、それが古生物学の面白さでもあるんだよね。