ズンガリプテルス dsungaripterus
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ズンガリプテルスは、実は恐竜じゃなくて、空飛ぶ古代生物「翼竜」の一種だよ。約1億年前、中生代ジュラ紀後期から白亜紀前期に生きていたんだ。その名前「Dsungaripterus」は、「ジュンガルの翼」って意味。ジュンガルとは、この翼竜の化石が最初に発見された中国の地名なんだよ。
ズンガリプテルスは、翼開長が約3メートルほど。世界最大の空を飛ぶ鳥のアンデスコンドルと同じくらいだから、鳥と比べたら相当大きいね。でも、その姿は現代の鳥とはずいぶん違って、くちばしの形がとてもユニークだったんだ。くちばしの前の部分が上向きに曲がっていて、ちょっと変わった形をしているの。この変わったくちばしは、おそらく貝類や甲殻類などの餌をあさるのに役立っていたんじゃないかと考えられているよ。
また、ズンガリプテルスの骨格からは、彼らがどんな場所で生活していたのかも分かるんだ。彼らの足は、岩場や砂地を歩くのに適していたと考えられていて、河や湖の近くの地域で生活していたんじゃないかと思われるよ。